体のあちこちに広がる、原因のはっきりしないブツブツ
2021年08月13日
アレルギー体質・皮膚炎
お悩み
きっかけは、太ももの内側に、小さなぽつぽつが出来たことでした。
最初は2、3個程度でしたが、かゆみが強く思わず掻いていたせいもり、徐々に範囲がひろくなっていき、今は鼠径部から関節ぐらいまで覆うくらいの、ぶつぶつが広がっています。
自分の太ももを見るたび、こんな気持ちの悪い醜いものが、自分の体に出来ていると思うと、嫌気がさします。
最近は、お腹やおへそのあたりにも、太ももに当初出てきたぽつぽつと、同じような湿疹が出始めていて、範囲が広がってしまわないかと、ヒヤヒヤしています。
かゆみ止めをつけると、かゆみは穏やかになってくれるのですが、時間が経過すると、かゆみがぶり返してきます。
そのため、夜寝る前にかゆみ止めをつけても、朝起きると手に血がついているので、無意識に掻いてしまっているみたいです。
私は50代に入るまで皮ふ炎で悩んだことは一度もなく、肌は強い方だと思っていました。アレルギーなども持っていないと思います。
食べ物もわりと気を付けて食べていて、オーガニック食材を選ぶようにしていますし、外食はあまりせず、野菜やたんぱく質をしっかり取り入れて栄養バランスを考えた食事を、毎日作っています。
高校生と大学に入る子供がいますが、食事に気をつけていたので、2人とも健康的で、皮ふ炎など起こしたことがありません。
なんでこんな皮ふ炎を発症してしまったのか、疑問だらけです。
これ以上、皮ふ炎が広範囲に広がることは避けたいです。
早くお薬が効いてくれることを願っています。
毎回届くコラムや特集には、すべて目を通しています。
とても勉強になる情報が多く、いろんなことが知れるので助かります。
特に野菜についての細かい情報、その時期の皮ふ状態については、生活するうえで嬉しい情報でした。
次回も楽しみにしています。
薬剤師コメント
お客様と同年代の女性の方々から、50代に入る前後の時期になると、今まで肌トラブルとは無縁だったのに、皮ふ炎で悩むようになった、というご相談をよくお伺いします。
45~55歳は、更年期と言われる時期にあたり、女性ホルモンの減少から、肌のターンオーバーが乱れがちになります。そうすると、セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸などの、肌のうるおい成分が作られにくくなるため、肌のバリア機能が低下し、皮ふ炎を起こしやすくなってしまうのです。
肌のターンオーバーを整えるために大切なことは、肌再生に必要な栄養素を補給し、皮ふ炎を起こしている部位だけでなく、身体全身に働き掛けることです。
また、アレルゲンや老廃物など、かゆみを生み出すもととなるものに、アプローチすることも必要でしょう。
弊社のお薬には、12種類の生薬と5種類のビタミン(ビタミンB、C)が含まれます。
ビタミンB群は、肌が生まれ変わるサイクルを整え、ビタミンCは、コラーゲンの合成を促進する働きがあり、バリア機能の向上に役立ちます。
12種類の生薬は、体内をめぐり、血行を促進することや、毒素の排出を促すことで、皮ふの炎症を沈めていきます。
人生で初めて皮ふ炎に悩まれており、戸惑う気持ちもあるかと思いますが、症状の改善を目指して、焦らずじっくり、お肌と向き合っていきましょう。